岡田純良帝國小倉日記

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New York, Boston, Atlanta点描(下)。
10月12日
New York, Boston, Atlanta点描(下)。
 Detroit郊外は1998年にIggy Pop(1947年-)の生家を訪ねるのに通過したことがある。これはMemphisへと向かって一路南下する旅の途上のことで、Ohio州まで降りて行くと、今度はCincinnatiでJames Brown(1933-2006年)が待っている、という調子だった。
 CincinnatiはJames Brownの生家があったわけではないが、彼が初期に名曲を録ったKing RecordsのStudio兼Officeの跡を訪ねた。Cincinnatiでは、James Brownのファン・クラブの面々が俺を待っているということになっていたのに、先を急ぐあまり、連絡せず街を素通りしてしまったのだった。

Made with Soul in Atlanta (1).jpg

 脱線するが、King RecordsはJames Brownの録音を一旦は拒絶したが、曲が全国的に認められて、ようやく才能を認めるようになった超ワンマン、Syd Nathan(1904-68年)が設立したインディーズ・レコードだった。
 この人は、自らピアノを弾く作曲家でもあり、音楽については我の強い自信家であったゆえに、世を去るまでJamesとぶつかり続けたのだが、亡くなった後、権利を全て自分で買い戻したJames Brownは、それでもSyd Nathanへの敬慕を抱き続けた。
 この辺りまで降りて来ると、南部も南部で、それまでの東北部のCunt WASPだとかJew Boyの跳梁跋扈する慇懃無礼な地域とは違い、もっとノンビリしているが、一方では有色人種の間でも憎悪渦巻くエリアでもある。白人も金持ちもいるが、いわゆるRed Neck系の兄ちゃんがいて、泥だらけのつなぎでMcDonald’sの中でウダウダしていたりする。
 Bostonから3時間。真南というより南南西方向に降りて行く。Atlantaの緯度は福岡と同じ緯度になる。Down Townは大都会で、Olympicの時はヤバイと言われていた。今では郊外の北側の住宅地が白人の多く居住する比較的高級なエリアで、南方は有色人種とヒスパニック系移民が多い。

Made with Soul in Atlanta (2).jpg

 街の南部では、近頃はメキシコ系よりニカラグア系移民が多くなっていて、トラブルの原因になっていることが多いと聞いた。英語の交通標識や注意書きが読めない移民が運転していて、出会い頭の衝突が多いのだ。
 幹線道路には車や歩行者だけでなく、スカンク、キツネ、タヌキ、鹿に加えて、ここはアルマジロが道路に伸びていたりする。ニッポンの子供たちには、日中国交回復後、上野動物園にパンダが輸入されて以来、パンダばかり描いているようだが、Atlantaの子供は、可愛い動物としてアルマジロを描いたりする。
 この辺りは元々20世紀初頭にLos Angelsから広まったペンテコステ運動(Pentecostalism)が盛んなようだ。Los Angelsの教会は当時日系人も多かった。日本人とも無関係ではないのだが、実際、James Brown(1933-2006年)が「Blues Brothers」シリーズで演じたこの教会の牧師は黒人が多い。
 Atlanta周辺の幹線道路沿いには、東北部の白人主体の社会には決して見られない、細い木の板を打ち付けた木造の貧弱な教会が至る所にある。鐘を鳴らす塔は、塔とも呼べないような細い、リンガーハットの教会の絵よりも細い鐘楼になっている。細くて華奢なこの教会の鐘楼を見ると、日本のペンション好きな女子なら嬌声を上げそうな気がする。


追記
アメリカには今年はもう行けない。来年春に行くかどうか迷っているところだ。慌し過ぎて疲れるだけなので、来年年間の行動計画を根本的に見直しをしようかとも考えているところ。

追記の追記
下北沢方面から「All or Nothing」を俺のために歌ってくれたという話が来たけど、あの人、何時も歌っているから。それでもそちらの方面での話題は尽きなかったので、少しは良い気分にはなったのか知らん。
その頃、俺の方はCHeap Trickを観ての帰りだったというわけだった。LondonではPistolsを聴いていた少年たちが同時期にCheap Trickも聴いていて、昨年の彼らのツアーでも、ワーキング・クラスの老いたパンク野郎の成れの果ての客層が多数を占めていたそうだぜ。
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