岡田純良帝國小倉日記

<< Soul Brothers & Sisters(4) | main | Soul Brothers & Sisters(5) >>
New York, Boston, Atlanta点描(上)。
10月10日
New York, Boston, Atlanta点描(上)。
 5月末に降りたJ.F.K.空港は久しぶりだった。2011年か、世界一周ツアーをやった時があって、あれ以来かも知れない。
 New Jerseyの事務所の打ち合わせでLower Manhattanのホテルに滞在したのが、J.F.K.空港には初めてシャトル・バスで移動して、そこから夜便のBritish Air。Londonで2泊、打ち合わせを入れ、イギリスの事務所と合流して最後のFrankfurtのドイツ軍と交渉するためにLufthansaで移動してJALホテルに2泊したはずだ。
 ドイツ軍は訪問を約束した時間には先方が指定してきたビルにはいなかった。卑怯にもミーティングをドタキャンして居留守を使ったので珍しくBelgium人が怒った。
 ああ、その時に柔道の御一行と一緒になって、日本代表の総監督のSの居丈高な態度に辟易させられたのだった。だから、ひとむかし前のことだ。

Velvet Underground!.jpg

 空港を出ると目の前にはAir Trainの発着する駅と立体駐車場とがそびえているのだが、俺の暮らしていた頃は、向こう側のLong Islandの丘陵地まで一面に見晴らせるひなびた場所だった。
 Air Trainの一部開業は2003年だったそうで、10年以上工事を続けていたのではないかという気がする。アングロサクソンの国では、子供のころから掃除や洗濯を「使役」という風に教え込むところがあって、職人仕事を軽視する傾向が強い。
 だから建設現場の仕事は避けられ、勢い、海外の事業者が移民を中心とする工事業者を使うことになり、昔なら、闇社会と結んだ組合が暗躍したサボタ−ジュが頻繁に起きるし、今でも工期は伸び、事故や手違いといった基礎的なトラブルが絶えない。
 久々のManhattan周辺には、新しく建てられた高層の集合住宅があり、遠くから見ると、密集度は世界一でも、地域的な広がりでは現在の上海の方が高層ビル群の拡がりが大きいようにも感じられる。
 相対的な問題だが、21世紀に育った上海っ子がManhattanに来て、驚くかというと、そんなこともないのかも知れないという気がした。60年代初めのNew Yorkを切り取った「West Side Story」では、冒頭部の摩天楼の美しさは観るものを驚かせたものが、21世紀の観客にはそれが通じないようにも感じられる。

 20180529 (掲載).jpg

 New Yorkでは自分の時間はホテルの部屋にいる時間だけだった。時差ボケで目の開いている時間だけだった。文庫本でも読んで時間を埋めるしかなかった。ホテルはMidtownのMadison Avenueに近いところで、窓には薄いスクリーンのブラインドがあった。
 New Yorkでは、Donald Trump(1946年-)とKim Jong-un(1984年-)との間で米朝首脳が会談するとかしないとかいう駆け引きがずっと報道が続いていた。Manhattanを巡り歩く時間などないし、気もそぞろだった。
 会談場所は何にせよSingaporeとなることだけは発表されていて、北米のドサ回りから戻ったらパンツも乾かない内にSingaporeに別の用事で行かなければならなかった。
 慌ただしい旅では何も残らないようで、一瞬の光景が目に残ったりする。小倉の陋屋でリフォームが進んでいたこともあり、滞在したホテルの窓に設置されていたはめころしの二重スクリーンが今も強く印象に残っている。


追記
5月の末頃にNew Yorkを旅したのだから4ヶ月以上経っているわけだ。あれから橋の下をたくさんの水が流れた、ってヤツだわい。デジタル化はそろそろ大詰めに来ていて、残るは30枚ほど。あとは俺の根っこにあるパンク系、そしてRock'n'Roll系だけだから、これは処分をする気にはなれないので、ゆっくり楽しみながらライブラリーに入れたい。

追記の追記
Doors久々に聴いたけど、ちょいと重い。Jim Morrisonも、先日、彼と近い世代の極めて近しい生育環境にあった人が亡くなったけれど、少年時代に抱いていた感傷は、今は裏返って落胆に変わっている。この辺りは、アメリカ社会の変遷と、自分自身の暮らしてみた体験を経てのもの。

追記の追記の追記
上野のアメカジ系のショップの諸兄らと顔見知りになりつつあるで。渋谷や銀座や青山のお店とは違う人種たちだ。語彙なんかは違うし、着崩し方も違う。キレイ目がマイノリティーで、ややアウトロー系の着こなしが主流になる。ザンビアとかアフリカからのガイジン観光客向けの客引きなんかのいる中でのショーバイは、自然の流れで、自ずとトッポイ系の人種が集まる街になるわけね。アメ横全盛時代からある種の妖しさが付きまとっていたから、伝統とも言えるものだけれど。さて、本日も、この辺りを通過して某地へ。ああ、忙しい、忙しい(by キンドーちゃん)。
| 10随想 | 05:48 | comments(0) | trackbacks(0)
スポンサーサイト
| - | 05:48 | - | -
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://punkhermit.jugem.cc/trackback/7001
トラックバック
CALENDAR
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< October 2018 >>
SPONSORED LINKS
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
モバイル
qrcode
LINKS
PROFILE