岡田純良帝國小倉日記

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Paul Cookにお別れを。
9月2日
Paul Cookにお別れを。
 金曜日の夕方、ブラブラとNottinghillの駅前に差し掛かったら、Don Lettsみたいな男が舗道の向こうから歩いてくる。隣に白人の還暦前後のオンナ。
 (ややや!)
 その隣にいるのはCookyこと、Paul Cookである。

      Paul Cook on the Spectator, March in 2016.jpg


 「あっ、ポールじゃん!」


 思わず日本語が口をついて出た。そうしたらPaul Cookが立ち止まり、俺に右手を挙げた。
 紅色のトレーナーを着て、黒いジーンズ、スニーカー、ナイロンのバッグを袈裟懸けにしている。
 「俺、日本に帰ることになっちゃった」
 「そうかい」
 「BREXITだよ、やっぱり」
 「ほんとうかい」
 「影響デッカイよ」
 「チキショー、だから言わんこっちゃないんだ」
 「だけど、アンタに会えて良かった」
 「そうだな」
 「元気でね、また会えればいいね」
 「そうだな、元気でな」
 Paul Cookは本気で「BREXIT」に反対していて、保守系の政治・アート系雑誌、「the Spectator」に登場なんかして、BREXITってのは、全然、Punkじゃないねと語っていた。保守本流で、歴史が好きなんだって言うんだよ。61歳の彼の今の政治スタンスが知れて、俺は嬉しかったねえ。

 「BREXIT isn't PUNK!」

 彼もまた、還暦を過ぎて、歴史というものを強く意識している。大人だねえ。何か、とっても俺、嬉しかったよ。これで帰国するのも淋しくないよ。勇気付けられたね。ありがとよ、Paul、アンタ、相当、イカしてるよ。


追記
佐々木忠平さんの名言を以下に。決定的な名言ですな。藤田嗣治の番場の忠太郎ですわい。

 「還暦過ぎて保守でない人間はカッコ悪い」
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