岡田純良帝國小倉日記

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1964年――The Goldhawk Social Club(1)
8月9日
1964年――The Goldhawk Social Club (at Shepherd’s Bush)(1)
 昨年はPunk London#40だった。1976年のSex Pistols爆発から40周年だったので、その関係のイベントが目白押しだったわけで、丁度、Londonに暮し始めていたために、シーンの中心にいた当事者たちの貴重な証言を聞くことができた。
 しかし、Londonの街を一通り歩いてしまうと、当たり前のことだが、Mick JonesもPaul CookもGlen Matlockも歩いているわけで、まぁ、そんなものだと納得すると、じわじわと欲求不満になる。
 (うーん)
 どうして彼らが出てきたのだろう――もう少し古い歴史に触れたくなってくる。
 (Punkの源流は何だろう)
 例えばそういうことだ。
 (どうしてPunk RockはLondonで火が着いたのだろう)
 少なくともアメリカではない。New York Punkはあったが、New Yorkはアメリカと違うから。
 古くは貴族階級のGentlman’s ClubからR&B、Teds、Punkに至るまで、族社会と言われるイギリス。会員制の個人クラブがその発祥で、とりもなおさず階級社会による分断が背景にあるわけだから、どうしても自分がどの族に入っているのか、その属性が大切になってくる。
 我が家から歩いて15分ほどの場所にある何の変哲も無い一軒家。地番で言うと、「205 Goldhawk Road, Shepherd’s Bush London」になるんだろう。
 これがShepherd's Bushの駅からなら徒歩で10分くらいかな、この一軒家の入り口右上に1枚のBlue Plaqueが貼り付けられて数年になる。

        The Who at The Gold Hawk Social Club  (1).jpg

 「Legendary Shepherd’s Bush Rock Band, The Who performed here at the site of the Goldhawk Social Club at the start of their career」
 (シェパードブッシュ出身の伝説的なロックバンド、ザ・フーはここ、the Goldhawk Social Clubに出演し、彼らのキャリアをスタートさせました)

 The Whoが誕生する直前、1963年の後半から1964年の前半にかけて、Shepherd Bushの地元の荒っぽい若者相手に出てきたバンドはThe Detoursと名乗った。1963年夏にはまだ準レギュラー格だったのだが、直ぐにバンドは人気が出る。
 1963年は6月7日、7月5日、12日、8月16日、9月6日、10月25日、11月8日、22日、29日に出演していることは分かっている。ここまで、たった9回である。
 この後、バンドは安定しないドラマーの座を巡って様々なメンツに声を掛けたりしてオーディションをした揚句、最終的にKeith Moonが加入する。4人のメンツが決まる瞬間までの最も大事なRock ‘n’ Roll Bandの黎明期にレギュラーで出ていた場所がここ。
 つまり、モッズの本当の聖地ってわけだ。

The Who Plays at the Goldhawk Social Club in 1965 (1).jpg

 年の明けた1964年は2月28日にThe Whoとして初出演した。ここから3月6日、27日まではThe Whoなのだが、この後、4月11日、17日、5月8日、7月31日まで、Clubに残っていた会計名簿にはHigh Numbers名義で出演したことになっている。
 この64年7月3日、High Numbers名義で発売された作品に「I’m the Face / Zoot Suit」というシングル盤がある。
A面はSlim Harpoの「I Got Love if You Want It」のCover。歌詞が闘志満々だ。

    I'm the face baby, is that clear
    I'm the face baby, is that clear
    I'm the face if you want it
    I'm the face if you want it, dear
    All the others are third class tickets by me, baby, is that clear

    I'm the big wheel baby, won't you roll with me
    I'm the big wheel baby, won't you roll with me
    So many cats down the scene, honey
    XXXX hardly see

    Wear ivy league jackets, white buckskin shoes
    I wear ivy league jackets, white buckskin shoes
    So many tickets down the scene honey
    They're like to blow a fuse

 この話は、実は、当然、あのバンドにも繋がっていくわけだ。というわけで、明日も続けたい。

Sex Pistols Anarchy Tour at Cleethorpe, 1976.jpg


追記
いよいよ密談も佳境に入り、8月下旬から9月中旬までの日程が決まってきた。辛いことですが、中に自分のことも入っとんねん。ウハハハハハハハ。
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