岡田純良帝國小倉日記

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今日のひと口(3)――酢飯のマグロ載せわさびソース添え
3月3日
今日のひと口(3)――酢飯のマグロ載せわさびソース添え
 これはBilbaoの2日目で入った老舗の「La Viña del Ensanche」(http://www.lavinadelensanche.com/es/)で頼んだ一皿。俺が強く主張して頼んだ。
 「どうよ、これ」
 「ええ?」
 「イメージできるじゃん」
 女子連はイマイチ。
 「ここまで来たらこういう料理を試してみなければイケンですよ」
 日本人は外地でわざわざこういう「酢飯のマグロ載せわさびソース添え」なんて頼まないだろう。だけど、それまでの2日間で、スペインのシェフの研究熱心さに打たれていたので、彼らがどれくらい和食を研究しているか、実地に知りたいと思ったわけですわ。
 (うーん!)
 見かけはこんなもんだ。
 「おおっ!」
 口に入れると、刺身は日本の生醤油ではなく甘いタレがかかった「漬け」にしてあって、酢飯もナマの酢でなくて、少し甘めだったけれど、この2つの組み合わせに、さらにワサビのソースが組み合わせてあったわけだ。
 驚きの旨みのミックスだった――皿に手を出したら女性陣は黙ったもの。白ゴマと黒ゴマと。ああ、旨い。旨みを完全に理解している料理人の一品であることがビリビリと伝わってくる皿だ。
 ワサビ・ソースを無言ですくい取って口に含むアクビ。いや、こいつは工夫してらあと唸りましたねえ。実際、和食じゃないね。だけど、単純な西洋料理でもない。
 「マグロだけじゃないな」
 「サーモンもあるね」
 正式なメニューの名前は英語にすると、「Red rice with sushi accompanied by wasabi mayonnaise and green mustard」となるようだ。
 この辺りの有名店の皿はどれも丁寧に作ってある。とても高いプライドを感じさせる。そして値段も手頃で、俺はこの街に住みたいと思ったなあ。
 Londonじゃあこんな皿には簡単に出会えない。クソ高い金を払う覚悟でもなければ旨みタップリの皿には辿り付けないことが多い。無論、例外的に旨い店はあるけれど。
 素晴らしい一皿だ。なんちゃっての和食ではなくて、彼らが完全に自家薬籠中の一皿にしているフュージョンだ。脱帽しました。素晴らしい情熱とプライド。スペインの調理人に幸あれ!

マグロ&酢飯 (掲載).jpg


追記
パンツ洗うの忘れたけど、これから出立。またまたまた旅ですら。桜が咲き始めた倫敦は残念ながら雨模様。
| 7喰う | 15:43 | comments(0) | trackbacks(0)
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