岡田純良帝國小倉日記

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ニッポンに秋来る――炊き込みで死ね!
10月22日
季節到来――炊き込みご飯の旅は続く。
 先日、某地にて大きく新鮮な栗を買った。小倉に持って帰るが、アクビ娘の帰ってくる週末まで待って、「栗の炊き込みご飯」をやってみた。正確には鶏五目御飯かな。
 俺の育った家では、必ず鶏肉を入れる五目御飯だった。鶏肉、えのき、人参とごぼうのささがき、時によって、油揚げかこんにゃくを入れて炊きあげるのが基本形だった。
 “小倉の料理番長”の家でも似たような具材を入れていたそうだ。相談した結果、炊き込みご飯にはせっかくだから栗を入れようという話になった。
 「大きいから楽しみだね」
 とにかく、栗はデカイ。スーパーLサイズ。だが、粒も揃っていて、そそられる。
 「しっかり蒸したつもりだけど、これ、剥きにくいね」
 母娘がブツブツ言い合っている。
 (天津甘栗女め!)
 母娘は、天津甘栗に目が無く、獄中でも天津甘栗を楽しんでいたようだが、俺は獄中の天津甘栗はちょっと腰が引けたので、遠慮をしてきたのだった。アハハハハハハ。
        Lサイズの栗ちゃん。
 今回、実は、もち米の炊き込みご飯が好きなので、俺は控え目に主張してみたけれど、うやむやにされてしまったのだった。泣けるなぁ。ヒヒヒヒヒヒヒヒ。
 それでも、
 「美味しい」
 アクビ娘は無言モード。とにかく、喰い始めたら食卓はすっかり静かになってしまった。 
 後から聞いたら、事前に鶏肉をバターと醤油で炒めてから炊き込むという下味をつける調理法もあるようだ。これはこれで、さらにコクが出て美味いだろうなぁ。
 「じょ○子さんに連れていって貰った」
 「浅草の『釜めし春』な」
 「美味しかったよ」
 そうなのだった。
 しかも、「釜めし春」では待たされたのだけれど、その待たされる時間に味があることを、文六センセイの鰻屋の作法の話で知ったばかりだった。次回、釜飯屋に入ったら、俺など、まず、香の物を頼み、ぬる燗で一杯やらないとイケンなぁ。ウッフッフッフ。
 ともあれ、話は日本中に拡がる炊き込みご飯ブームのことだ。
 炊き込みご飯の素も「マルちゃん」、「ミツカン」とか「キューピー」など大手だけではない。「浅田屋」、「吉田ハム」、「柿安」のような地方の準大手、さらには北海道から沖縄まで日本各地の零細の業者が、ご当地自慢の具を開発して、炊き込みご飯の素として商品化に取り組んでいるようだ。
栗の炊き込みご飯。
 これは、独居日本人諸兄姐が、ご飯の素を使って、季節到来毎に、新鮮な具材を使って米食を楽しんでいるという証拠なのだ。鮭、鮑、ホタテ、牡蠣、海老、穴子、蛸、鯛、蟹といった魚介だけではない。筍、栗などの季節野菜や果物、各地自慢の和牛、地鶏、焼豚まで。それだけ諸兄姐がシャリと共に喰いまくってきたというわけなんだろう。
 昨今は、三陸名産の「いちご煮の炊き込みご飯の素」まで全国区になりつつあると聞いた。これはウニと鮑を潮仕立てにした缶詰を使って作る炊き込みご飯だ。ウニと鮑を使うから、汁物は赤っぽくなる。それを米と炊いたから「いちご煮」と呼ばれる。実は、立派な魚介の炊き込みご飯なのだ。
 俺は、こんなに豊富な食材があり、それを大切に楽しむ善男善女がこれだけ多いと知るだけで、ちょっとグッとくるのだったよ。炊き込みご飯には、新米の甘みの谷間に、必ず具材の香りがしっとりと染み込んでいるところが、日本人には懐かしく、嬉しいのだ。
 「そろそろ栗も終わりかな」
 「冷凍保存すれば、もっともつらしいよ」
 「へぇ」
 「甘みも増すらしい」
 どうやら、皮を剥かずにそのまま沸騰したお湯で5分ほど茹でて、冷水で冷やしてから冷凍庫で保存すると持つらしい。しかも湯煎して3週間ほど置いておくと、さらに美味くなるのだそうだ。生栗の季節は終わったが、ナ〜に、まだ炊き込みご飯の季節は終わったわけではないらしい。楽しみだ。


追記
デンデンデンスケ。蘇る金狼、もとい、嗚呼、ノーパンしゃぶしゃぶ。亀井・小沢ラインっすか?
| 7喰う | 07:07 | comments(0) | trackbacks(1)
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みなさん、秋の味覚堪能していますか?我が家では、カキフライに、カレー鍋、豆乳鍋などなど舌鼓をうっています。秋の味覚で忘れてはいけないのは、炊き込みご飯♪だしがしみたご飯に秋の味覚をいれて炊き込むと部屋全体が幸せの香りにつつまれますよね。とはいえ、お一
| おうしhCAFE | 2009/10/26 2:45 PM |
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